ご無沙汰しております。工具レビューなんかを少ししてみます。福島県福島市の自宅兼工房でレザークラフト教室、革製品の製作などをしています。Handmade leather goods t.kannoです。*現在教室はお休みさせて頂いております。 ご無沙汰しております。 自主的にですがレザークラフトをお休みしております。その間ご心配のメッセージ頂いたり引き続きブログのほうもご覧くださっている皆様本当にありがとうございます。 また、更新が途絶えていても訪問者数がほとんど落ちてない事に驚いています。もうすぐでご訪問者数が90万人になります。 皆様ありがとうございます。更新は永久的に途絶えるわけではありません。過去に書いた記事が少しでも役に立っているのであれば嬉しい限りです。 まず近況報告をしますと、相変わらずレザークラフトを落ち着いて楽しめる環境にはありませんが、ちょっとした事で笑い声のでるような感じにはなってきたので良い方向には向かっていると思います。焦る事なく過ごしていきたいと思います。 レザークラフトはしていないと書きましたが、工具の手入れくらいは時間を見つけてやってますのでそれも大切な作業だからレザークラフトの一環とも言えるかもですね(^^) そして買い物も作業の一環です(笑) 今時だと輸入はそんなにハードル高くないと思うんですが、輸入なので当然画像と説明文だけでしか確認しようがないので、これは良いだろう!と思って個人的に輸入したりするとよくハズレをひきます(多分五助屋さんも不良在庫をかなり抱えてると思います。)。送料とか関税以前の話で大損です。 そんなリスクを負わずとも、積み重ねてきた知識と実績を生かして数多ある海外の工具から使えるものだけピックアップしてくれるのってありがたい限りですよ。無駄な出費が減るし、使い方も解説してくれます。何より顔が見えるっていうのがいいです。 いつも良い買い物させて頂いております。ありがとうございます。 ここから気分良くない話、、 最近のことなんですが、上で述べたような地道な苦労の結果、ヒットに至った人気の輸入工具だけを輸入して、他よりちょこっとだけ安く販売した挙句(なんかの会員にならないと購入できないようなので逆に高上がりだとは思います。)、その先駆者に対して高値販売の悪徳呼ばわりする様を目の当たりにしました。 一言、ア・ホ・か(笑) おそらく自分のやっていることが「知識も経験も関係なく誰にでもできる。」というのが全くわかっていないようですね。。 価格競争は全くの自由ですが、何の根拠があってか?他を悪者とし、自分を正義とする商売って、、楽して儲かる商売だからずるいと思う。 甘いな、、って思うのは価格が少し安かろうがあなたから買う人はほとんどいないですよ。って事です。僕も嫌だし。 こういった方が、なんでこうしないといけないかと言うと、僕が思うに「独自の魅力がない」からなんだろうな、、と思います。ホームページのヒット率なんかはネットの知識を駆使すれば高めたりなんてできるんですが所詮は付け焼き刃で短命に終わります。だって「内容が伴っていないとつまらないです。」からね。 ネット上の情報をまとめただけのブログとかは飽き飽きしてます。だけど頭にくる事が書いてあるとついつい読んじゃうんですよね。。こういうのを炎上商法って言うのだろうか?利益に繋がらなかったら自爆商法?(笑) 僕個人としては合ってようが間違えてようが独自の目線で描かれている生きた情報に価値を見出します。 何度も書いてますが、自己研鑽を後回しする作業って遠くを見ないで足元の小銭を拾う作業なんですよね。見えないところでやる分には全く問題ないと思うんですが、ネット上で中途半端に、、が一番好きじゃないです。どうせなら、おっ!!凄い!というのを見たいです。 趣味でももちろんそうですが、商売で長く続けるなら尚更人との繋がりが大切だと思います。 僕自身の技術が上がっているとしたら、やはりそこには背中を押してくれたり応援してくれたりする誰かがいた訳で、自分が頑張ってるからだよね!なんて自分で自覚してたら伸び代は皆無だと僕は思ってます。 ちょっと毒混じりで失礼。僕のブログらしくて良いですかね?(笑) それでは早速レビューしてみましょう。 今回はあんまりお金もない事もあって高級ツールじゃなくてコスパ重視でピックアップしてみました。 まずは銀面ドレッサー 持ち手が木材じゃなくて樹脂製な分とっても安くて良いですね。逆に滑らない感じで良いんじゃないか?とも思います。 銀面を削る道具として挙げられるものとしてはカッターとドレッサー(木工用サンダー)が挙げられると思います。 実はこの銀面を削る作業に少し困っていました。まずは1番下に写ってるレザーのカタログにもあるドレッサー(木工用サンダー)なんですが、レザークラフトのカタログでは赤いNTドレッサーと呼ばれているものです。 僕が持っている黄色いのはホームセンターでも売ってるサンダーって言う木工工具ですね。機能性や形状はNTドレッサーと全く同じです。 他のクラフトの工具をレザークラフトに使うのはとても良い事だと思いますが革の銀面削るのに使うにはちょっとキツいな、、と思ってました。 多分目が荒いんだと思います。 あと、こうやってフチに対して真っ直ぐ押し引きしても線がつくだけでほとんど銀面が削れません。 やるんだったらちょっと斜めにしながら押し引きすると良いんです。 だだし、かなり持ちづらくてしんどいし、よく外します。 その点、五助屋レザーさんの所で取り扱われている銀面ドレッサーは真っ直ぐに押し引きできるので楽ですね。銀面の削れ方も程よいです。 ドレッサー(木工用サンダー)があまりにも使いにくいので、銀面荒らしは普段カッターを使っていました。でも、カッターは替刃式だから仕方ないとも思うんですが刃がガタつくんですよね。しなりが余計です。 それとあんまり削れないので、銀面ちゃんと剥がれてる?なんて思う時があって、たまに本当に剥がれてなくてボンドの接着が弱くてコバ磨きの時にコバが割れる、、なんてこともありました。 比較画像です。 使いやすくて程よく銀面が荒れるのは明らかに真ん中の五助屋レザーさんのところで扱っている銀面ドレッサーでした。 個人的にはカッターでも軸がブレない感じの厚刃だったら良い感じもするのでいずれはENGAWA TOOLSさんの削り包丁も試してみたいです。僕が思うにこれは良い筈なんです。 綺麗なコバにしたいのであればしっかりとボンドで接着する必要がありますし、荒れすぎているとボンド層が厚くなるので、けがき具合って重要です。 これってコバ処理が上手くいかない原因の一つなので試してみると改善に繋がる可能性が大いにありますよ(^^) 次にミニサンディングブロックです。 今回は短いほうを買ってみました。 真っ直ぐな木にサンドペーパーをつけてコバを磨くメリットは、そのまんまなんですが真っ直ぐ削れるという事だと思います。 一見均等に見えても、革って部分的に目の詰まってないところがあるのでその柔らかい箇所だけ少し凹むことがたまにあります。 定番のこれら、 スティック状のは目が詰まったらラバースティックで擦ると復活するしコスパ良くて好きなんですが、例えばロングウォレットくらいのコバなんかはこれで一緒懸命削りたくないです。 今回失敗したな、、と思ったのはもう一個買っとけば良かったという事ですかね?サンドペーパーの交換は少し時間がかかるので僕の場合#400と#800を使うので2個手元にあれば効率は上がります。安いですから次回もう一個買おうと思います。 最後にBANOWN レザーケアオイルです。 とにかく日本製って書いてあるのに安心感を覚えます。 革にとってオイルは結構重要なものだと思うので変なものは使いたくないですよね、、 それで、変な物ってなんだよ?って言う代表格が、このクラフト社のニートフットオイル、、アニマルオイル、、って書いてあります。かなりの獣臭で捨てようかと思ったんですがネタ用にキープしてました(笑) 電話して聞いてみたら何の動物さえわからないとの事、、恐ろしくて使えません。 流石に今は改善されたと思うのですが?どうなんだろう? 今は改善されたとしても回収した訳じゃないから在庫で当たるかもですよね。僕的にはよくもこんなものを世に出せたものだと思います(^^;; 脱線失礼。 あと、このBANOWN レザーケアオイルは説明書があるのが嬉しいです。 今でこそ流石に多少は知ってますが、レザークラフトを始めたての頃はオイルメンテナンスの事なんて全く知りませんでしたからね(^^;; ペースト状のホースオイルだと絶大的に信用して使っているのがSEIWAのピュアホースオイルでした。選択肢なしって感じで、、 ピュアホースオイルの容器が汚くてすいません(^^;; 塗りたてだと流石に差は分かりませんが逆に変な物ではない証明にはなったと思います。 とりあえず選択肢が増えて良かったです。 本当はペースト状のホースオイルのほうが、液体のニートフットオイルより浸透力が高いのは知っているんですが、カービングとかスタンピングをしたアイテムだと仕方なく液体のオイルを使っていたりします。 理由はペースト状のオイルだと、かなり薄く塗らないと刻印の溝にオイルの塊りが白く残るからなんです。 もしかしたらBANOWNのホースオイルならいけるんじゃ?と思いましたが流石に少し残りましたね。。実験なのでかなりがっつり入れた結果で、SEIWAのピュアホースオイルよりは入っている感があります。 なににつけメンテナンスって言うのは物作りより大変な作業だと思います。 でも、革製品はメンテナンスが醍醐味だったりもしますよね。特にオイルアップという作業を楽しみにしているお客様も多いと思います。 革製品ってメンテナンス次第では一生楽しめるアイテムなんですが、僕の場合レザークラフト歴がたかだか10年ちょっとなんでメンテナンスに関しては本当に初心者なんだと思います。 自分が作ったものだと、「糸が切れた。」とかすらないのでメンテナンスに携わる事ができない。というのが正確かもしれません。壊れると言ったら金具くらいなものです。 オイルアップは自分のアイテムを使いながら色々と試していきたいです。 勉強中なので語れないのですが、良いオイルでメンテナンスすると良い味がでるのは確かです。 あと愛着が増しますからね。大切に育ててあげてください(^^) 久々の更新にも関わらず長文失礼しました。 最後に嬉しかった事を♪ LEATHER CRAFTER & SADDLERS JOUNALに僕のカービングが掲載されてました。 賞を獲ったわけではないのですが、名前がでるのは嬉しいですね。 この毎年プレスコットで開催されているカービングコンテストは岡田明子さんが第一回大会のエキスパート部門で優勝して以来、一回も日本人は一位を獲れてないのでここは僕が頑張りたいです。 今でこそフィギュアカービング部門とフラワーカービング部門が分かれてますけど、第一回大会は部門分けされていなかったので優勝は一人でした。 なんとなく思うのがフィギュアカービングって本当に自由ですし表現の幅が広いと思います。フィギュアカービングとフラワーカービングを混ぜる事だってできる分、コンテストとかだと点数的に有利だと思うんですが、そんな中でもフラワーカービングだけで優勝できる岡田さんは凄いと思います。 僕はフィギュアカービングもある程度はできるんですが、なんというか、、ウエスタンな感じ?ウエスタンサドルにカービングされているような革の風合いが残りつつも存在感があるカービングが好みですね(^^) ちょっと先になるとは思いますがフィギュアカービングのほうも頑張ってみますよ。フラワーカービングと混ぜてフラワーカービングがメインになるようなカービングをしてみたいですね。 【輸入工具の入荷に関するお知らせ】 輸入工具ですが、お問い合わせを多く頂いているにも関わらず入荷がなく申し訳ありません。今(2020/6/13)の状況で言いますとアメリカからの輸入だとUSPS(アメリカの郵便局)がちゃんと機能しているとは思えません。先日届いたLEATHER CRAFTER & SADDLERS JOUNAL の前号、2ヶ月前のものが未だにきていません。 ヨーロッパから輸入品はこんな情勢なので特注で頼みにくいというのがあります。 これらについては改善がいつなされるのかが見当もつかず再入荷の見通しは全く立たないのですが、逆に急に目処が立つ可能性もあります。 もし気になる商品がありましたらBASEアプリの方でショップもしくは商品のお気に入り登録をしていただければと思います。 よろしければご覧下さい^_^ ↓カートショップサイト↓ 【Handmade leather goods t.kanno on the BASE】 即納品可能商品のレザーアイテムや工具を販売しております。また、ご購入頂いた方には個別で技法などのご質問受け付けております♪
by tkanno4649
| 2020-06-13 17:18
| レザークラフト工具
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