俺のホビー!!ほぼシェリダンスタイルカービング(゚д゚)(。_。)ウン!

フチに印をつける工具の研究(前編)

こんばんは( ´ ▽ ` )ノ

日本革工芸展に出品したダレスバッグを作った際、フチの装飾の感じを意識しただけでも作品全体の印象が随分と変わるものだな、、と強く感じましたので久々に工具のレビューをやってみたいと思います♪

テーマが大きいので相当長くなりそうです。何回かに分けて書いてみようと思います。

毎回色々な作品を作る中でイメージするものに近付こうと試行錯誤して技法を変えていっています。
様々な革を使うのでその革の雰囲気に合う仕立てをしたいと考えているのですが、なかなか自分の思うイメージに近づかないのです、、
でも、今回のダレスバッグは日本を意識しました。それで日本っぽくなったので今回は成功といって良いと思います。
こういった感じで作品によって自在に変えていけるのを目標にしています♪
目指すはオールマイティーです!

「日本、アメリカ、フランスなどで昔からある工具」
「日本製のアイデア工具」
「近年新たに開発された新しい形状、機能、また加工なしでそのまま使える工具」
「手縫いのガイドラインになる印をつける工具」
「フチを装飾する工具」

もちろん僕の知らない工具や技法もあると思いますが、実践した範囲内で僕の好みも交えて感想を書いてみようと思います♪
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自分の好きな感じや工具の使い心地を模索していたらこんな数になりました。ないから仕方なく作った工具もあります。
よく考えたらもっとありますね♪
もちろんこんなに必要ないです(笑)

まず始めに、手縫いをするのであれば必須な工具、フチから均等な箇所に線をつける工具からレビューしてみようと思います。

本当に様々なものがありますが、「どれか1個!」と言われたら1番のおすすめは協進エル、SEIWAから発売されている「プロ・ステッチンググルーバー」です。

「日本製のアイデア工具」ですね♪

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これは本当に優れものだと思います。

バラしてみました。
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先っぽ無くしやすいので注意です。さっそく行方不明でさきほどやっと見付かりました。昔の工具箱の中でした(笑)

まずはネジねんとして使用する方法
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ステッチンググルーバー(溝掘り)として使用する方法
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ちなみにこのグルーバーはガイドを逆に付ければ左利き用になります。素晴らしい♪
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写真のアングル変ですいませんσ(^_^;)

あとグルーバーのガイドを外すとアートグルーバー
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定規をひいてトコ面の溝切り
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折り目をつけたい時に便利ですね。
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トコ面に溝をつけると段漉き前のガイドラインとしても使えます。
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フチの飾りとして使用したい時はフチと縫い目の真ん中に線をつけて飾りをつけたり
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なかなかいい感じです♪
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あとは、例えばカードケースの差し込み口のところに線を入れたりするのも飾りになると思います。
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とかなりマルチなツールです。

ここで気を付けて欲しい事があります。

「ヤフオク、Amazonなどで販売されているこの機能の他に『ヘリ落とし』の先端がついているもの。。これは中国製の証拠です。形状は似ていますが極端に出来が悪くて、ヘリ落としなんか切れやしないです。」
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↑the 無断転載!!原価いくらするかしらないけどお金儲けのためにこんな粗悪品を世に出さないで欲しいです!
こんな切れる訳がないヘリ落としがついていてマルチステッチンググルーバーなどと題して売っていると思います。
買ってしまった方がいてお預かりして研いでみたんですが、中国製工具の金属特有のギザギザの線、、なぜか消えないんですσ(^_^;)
アイデアは良いと思います。日本製のこういうヘリ落としのパーツがあると良いですね♪

あと、あると便利なのはディバイダーです。
ネジねんでは不可能な幅の印つけや、箱物などどうしてもネジねんやプロ・ステッチンググルーバーでは線を引けないところも引きやすいです。
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それで初心者用の参考書(クラフト社監修)によく載っているヘラ付ヘリ磨き、、
手縫いの線つけとして使うよう書いてあることがありますが無理があります。こんなのでちゃんとした線引ける訳がないです。
直線だったらなんとかできますがカーブはまず無理です。
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名称のとおり、ヘラとしては使えます。
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あと、ヘリ磨き??コバ磨きの事でしょうか?
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スリッカーのような使い方はできますね。使いようによっては玉ネンのように使えますがやはり曲線に使うには無理があります。

あとはネジねんですね。
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縫い線の印付けの代表格の工具のような感じですが、安いのと高いので随分と性能の差がついてしまう工具です。
絶対という訳ではありませんが先端を少し削って段差をつけないと使いにくいです。あと、一般的に販売されているものは右利き用なので左利きの方は大変ですよね。。ネジが死角になって印をつけたい肝心なところが見えないと思います。

左側が値段が高いほうで、右側が普通のネジねんです。
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ちょっと写真だと分かり辛いのですが、高い方は金属が硬く厚みもあります。
安い方はちょっと薄くて柔らかい感じです。あと長いので曲がりやすいです。これが原因で狙いを外す事もあります。

左側のようながっちりとしたネジ捻は高いと言っても4千円くらいだと思います。充分高いですね。。?
僕はもう感覚がおかしいんです(笑)

最後に溝捻です。
上が昔ながらの鍛冶屋さんの溝捻、下がフロンティアの溝捻
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有無を言わさず決まった幅の線をひけます。
僕はコバから2.5ミリのところにステッチラインもっていくのが好みなのでネジねんなどのように毎回幅を変えなくてよい溝捻をよく使います。
こっちの方が仕事が早いです。
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フロンティアの溝捻は1ミリとちょっと太い線がつくので幅のあるヨーロッパ目打ちを使用する際に重宝します。

あと、次回詳しく書こうと思いますが持ち手の形状が違いますよね?
アメリカのこの手の工具って押して使うものが多くて、日本製は引いて使うものが多いです。
もちろん押して使った方が力が入ります。フロンティアの溝捻は押しても引いてもOKです。そういう計算で弾き出された構造なんだと思います。違うのかな??僕はそう感じます。

以上のような工具をレビューしてみましたが、縫い線の印付けに関しては日本製のプロ・ステッチンググルーバーがもっともマルチで性能も良くお手頃な価格で買える優秀なツールだと思います。

昔からあったツールではない筈です。開発した方は凄いな、、と思います。

番外編
その1
菱目打ち2本刃1本、菱錐1本の場合
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このように片方の刃をガイドラインとして縫い目の印付けができます。
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その2
すいません。工具の名前知らないんですが昔からある工具です。
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両端がそれぞれ2ミリと3ミリ幅です。
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こんな感じで2種類の幅の印付けができます。
小回り利いて結構使いやすいです。

今回はこのくらいで詳しくは次回書こうと思いますが、昔からある工具は自分で加工しないと使い物にならない物が多いです。革包丁なんてその代表格だと思います。

切れ味が落ちたらどちらにしろ自分で研がないといけないですが、マックスの切れ味を知らない状態でどうやって研げば良いんだろう??と思います。
どこまで研げば良いのか分からないですよね、、

僕は幸運な事に刃物の館やすらぎ工房さんの近くに住んでいて本研ぎもしてもらっていますからマックスの切れ味を知っています。だから切れ味が落ちたらそれを目指して研げば良いんです。サクッと研げる訳がありませんが(笑)

革包丁に関して言えば「この革って硬いんだな、、」とか思ったらその時点でマックスの切れ味じゃないです。革が硬いと感じるのは錯覚くらいに思っていいと思います。ただ単に刃物の切れ味が悪いだけです。

話逸れましたが、先日昔ながらの鍛冶屋さんのネンを5本買いました。
フチ捻、タマ捻、溝捻です。
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1本2千円程度です。

そんなに高価ではないですよね?
凄く良い素材だとも思います。

ただ、バリが凄いです、、仕上げの研磨なんてされていません。
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要するに買ったあとは自分で加工してね♪
というスタンスなんだと思います。

それで頑張って加工しました。よくわかりませんが硬い金属です。
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だいぶ自分好みになったんですが、まだ微調整が必要です。右側から2番目のフチ捻がいまいちです。。

自分好みというのは見本となる物を持っていてそれに近い形状をだそうとしているだけで特殊な形状ではありません。本物を持っているから加工ができるんです。革包丁と同じ話です。

やっぱり簡単にはいかないですよね、、僕は革を扱うひとなので金属の事はよくわかりません。
出来ないことはないですがプロのクオリティーは出せないですし、何と言っても時間がかかるσ(^_^;)
あと鉄粉が舞うからできれば金属の加工はしたくないです。革真っ黒になるの嫌です。

一般的に物って買ってそのまま使えるのが当たり前だと思うのですが、、

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by tkanno4649 | 2016-04-18 02:58 | レザークラフト工具
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